海外口座を持つメリットとは?

SnapCrab_NoName_2021-1-20_22-33-15_No-00


こんにちは、ケンです。

皆さんは海外口座をご存知でしょうか?

日本の銀行に預けているだけでは金利が低く、まったく増えないのは

皆さんには言うまでもないことだと思います。

今回は海外口座を作るとどのようなメリットがあるのか

詳しくご紹介していき、コラムをお届け致します。


<海外口座とは?>


海外口座とは、文字通り海外の銀行で開設する銀行口座のことです。

中でも国際法に沿ってバンキングライセンスを取得した「オフショア銀行」

の口座を作るのがおすすめです。オフショア銀行の口座があれば、

海外旅行などで現地に赴いた際に、ATMから預金の引き出しができます

仮に日本の銀行でドル預金をしても、海外旅行に行った際に引き出すことはできません

そのためオフショア銀行は、旅行や仕事で海外によく行く人には

とても便利な口座
になります。また海外口座に資産を預金することは、

資産分散という点でもメリットがあります。「卵は一つのカゴに盛るな」

という有名なフレーズにもあるように、資産は分散させた方が安心です。

そのため、海外口座に外貨預金をしてリスクを分散しようと考える方も多くいます。

<日本よりも金利が高い>

海外口座は、日本の銀行よりも金利が高く設定されていることが多いため

リターンが大きくなります
。今の日本の銀行の普通預金金利は0.001%です。

これは、例えば100万円銀行に預けていたら1年で10円の金利がつくことを

意味していますが、この金利では資産を増やすことは難しいです。

一方、海外の銀行では1%から15%ほどの金利となっていることもあります。

さらに米ドルやユーロなどの外貨に対して3%から5%の金利を提供する銀行もあるので、

金利面から見ると海外口座に預金する方がお得と言えます。

ただし、10%等の異常な高金利の国には高金利で資金を集める理由が

あることを理解する必要があります。

多くの場合、

インフレ率が高い

経常収支赤字により外貨が不足している

といった理由で金利が高いことが多くなります。リスク無しでリターンが

得られるという考えは非常に危険
です。

リターンの裏側にどのようなクレジットリスクを取っているのか理解したうえで、

預ける必要があります。

<為替変動のリスクヘッジになる>

海外の銀行で資産を保有することは、為替変動のリスクヘッジにもなります。

日本円だけで資産を保有していると、その価値が大きく下がってしまった

際に大きな損失を被ります
。しかし海外口座で外貨として資産を持っていれば、

そのような事態に陥っても最悪の状況を回避することができます。

また外貨預金しておくことで、為替変動の利益も狙うことができます。

相場をしっかり判断した取引が必要となりますが、

金利と合わせて為替差益で大きな利益を得ることが可能です。


財政破綻したときに資産を守れる>

海外口座を持っておくと、日本が財政破綻した際に資産を守ることができます

2009年ヨーロッパで問題となった「ギリシャ危機」では、

ギリシャのデフォルト(債務不履行)の可能性が騒がれていました。

この深刻なニュースを受け、「日本で住んでる自分には関係ない」と

傍観していてはいけません。日本の債務残高、つまり国の借金の総額は、

1,000兆円をゆうに越えています
。世界No.1の借金大国と言われている日本でも、

ギリシャのように財政破綻する可能性は否定できません。

そのため起こり得るリスクを考慮し、自分の資産を守るための手段として

海外口座に資産を保有することが注目されています。



SnapCrab_NoName_2021-1-20_22-32-27_No-00


預金封鎖のリスクは本当にあるのか?>

戦後日本で起こったような預金封鎖のリスクが取りざたされています。

しかしこのリスクはかなり低いと考えられます。戦後の日本の様に、

関係者が日本人のみである時代ではなく、海外の投資家の資産も多い環境で、

預金封鎖を行うことは、国際的な信用を失うことにつながりかねません。

また日本は経常収支黒字で外貨準備は潤沢にあるため、

急激な外貨不足による預金封鎖の可能性も低いと考えられます。

財政破綻のリスクは本当にあるのか?>

一般的に財政破綻と言われる状態は2つあります。

一つは外貨準備が足りなくなり、外貨決済ができなくなる、

いわゆる不渡りに近い状況です。

これは先ほども述べたように日本は経常収支が黒字国のため、

決済用の外貨が急激に減ることは無いと考えられます。

また日米スワップ協定などからも外貨の調達は安定的であると考えられるため、

アジア通貨危機型の財政破綻はあまり考えられません。

もう一つは一般的にはドル化と言われる、自国通貨以外に外貨を利用する

状況が考えられます。これはインフレが高い新興国などでよくみられる現象ですが、

自国通貨より米ドルのほうが信用力が高く、好まれるという現象であり、

日本も格付けが徐々に下がっていくことでこのような状況になる可能性はあります。

しかし現状日本は外貨資産が低い状況が続いており、

すぐにドル化するような環境は考えられません。

そのため一般に言われるハイパーインフレーションというリスクは、

20年、30年という長期的なリスクとしては考えられるものの、

短期的な心配は低いとみてよいと思われます。


ぜひ、今回の記事も参考になりましたら、

SNSなどでシェアを頂けると嬉しいです。